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「っ、あ・・・」
ピクピクと跳ねあがる体を、陽は必死に堪えた。
「どうした。さっきまでの抵抗は!?」
「うっ、ううっ・・・」
両手首を拘束する手錠が、ジャラと音を立てた。
「相変わらず快楽に弱い体、だな」
北条はそう言って、陽の体をグッと抉った。
ヌルリと濡れた陽のアナルは、グニュッという淫靡な音を立てて、北条のペニスを飲み込んだ。
「ふっ・・・うっ」

恥かしいまでに開かれた下半身を、北条はガッチリと押さえ込み、まじまじと覗きこんでいた。
「てめえっ、覚えてろよっ」
「覚えてなんか、いねえよ。ルゼ、イかせてやれ」
「はい」
サラリと、ルゼの金髪が、陽の腹に落ちてきた。
「や、だ。ダメだ、ルゼ」
陽の制止を無視して、ルゼは、そそり立つ陽のペニスに唇を寄せた。
パクリと、ルゼの赤い唇が陽のペニスを含んだ。
「んっ」
「っつ」
北条が眉を寄せた。
「口でやられるのが好きだな、おまえ」
深々と突き立てていた北条のペニスが、ギュウッと締めつけられた。
「うっ、うっ」
ブンブンと陽は首を振った。
「好き、なんだよ。すごい締めてくるぜ。イキそうだ」
「早く、イケよ!」
陽は投げやりに叫んだ。北条はムッとして、グイッと腰を進めた。
「ん〜!!あ、あ、あ」
腰が浮くぐらいの衝撃に、陽は喘いだ。
ルゼが、ピクリと肩を揺らした。
陽が射精したのだ。
「!」
クウッと北条が小さくうめいた。
「具合が・・いいぜ」
「るせっ。あ、あ、あ」
おもむろに双丘をグイッと持ち上げられて、脚が胸につくまでに折られた。
その間も、陽のアナルは、ピクピクと北条のペニスを咥えこんでは、律動を繰り返していた。
「あうっ、あああっ」
ギシギシとベッドの歪む音と、拘束された手首で鳴る手錠の音が入り混じる。
「!」
ドッと、体の中に北条の精液を感じ、陽はヒクヒクと体を跳ねさせた。
「ふ、う」
息をつきながら、北条は、ゆるゆると陽の中から、ペニスを引いて行く。

「ルゼ、協力を感謝する」
「いいえ。陽様、とても可愛らしかったですわ」
「・・・」
陽は、ウウッと啜り泣いていた。

「どうした?おまえが男に咥えられるのはいやだと言ったから、ルゼに協力してもらったんだぜ」
「そういう・・・問題かよッ」
「そういう問題だ」
北条はビシッと言い返した。

陽は驚いた。馬面だったルゼが、行為の最中に、突如として人面になったのだ。
金髪に淡い茶色の瞳の、ものすごい美女だった。

陽は、ルゼと目が合うと、カアッと顔を赤くした。
「ほう。ルゼに興味があるのか?」
「う、うるせえ」
「この通りの、美女だからな。人目に晒すには惜しいから、いつもは隠させている。ルゼ達の人種は、顔を変えられるのだ」
「驚かせてすみません」
ニッコリとルゼは笑う。
「も、いいから、出て行ってくれ」
恥かしくて、陽はシーツに顔を伏せた。

ルゼに、北条に抱かれている場面を見られ、おまけにしっかりと奉仕までされてしまって、陽はいたたまれなかった。
「わかりました。でもその前に」
言いながらルゼは、手錠を外そうとした。
「ああ、それはいい」
「!?」
「もう1度やるから」
「そうですか。では、ごゆっくり」
「悪かったな。おまえも仕事に戻れ」
「はい」

「な、なんだよ、北条。もう1回って。こ、これ外せよ」
がしゃ、がしゃと陽は手首を動かした。
「やだね」
「ふざけんなよ」
「どっちがふざけている。せっかく愛人登録の儀式をしようと思ったのに、おまえは散々逃げ惑い、儀式の準備は台無しだ」
「あったりまえだろーッ!49人もののやつらに見られてこんなことするなんて、冗談じゃねえよ」
「それが儀式なのだ。皆済ませてきた」
「て、てめえ!人として恥ずかしくねえのかよ。49回も、人様に自分のセックス見せ付けるなんてっ」

愛人登録の儀式。
それは、自分の愛人達に、「この者を新たに愛人とする」と、紹介すると同時にその証として、皆の前で愛し合う姿を披露するという、とんでもない儀式だった。

「正確に言えば、75回かな。この機会に、25人愛人を減らしたからな」
「・・・ついていけん。絶対についていけん!」
「ついてきてくれなくては、困る」
「やだね。もー、絶対にやだっ」
バタバタと陽は暴れた。
「だから。おまえには例外として、あの儀式をしないで済むように手配してやっただろうが。その分、俺にちゃんとサービスしろ」
「しただろうがよ。ちゃんと、イかせてやったろーが」
「全然足りん」

北条は、グイッと陽の脚を引っ張った。
「なにすんだ、てめえ、離せ!」
長い北条の指が、陽のアナルをスルッと撫でた。
「!」
「赤くて、まだヒクヒクしてるぞ」
「だあ、言うなっ」
ただでさえ不名誉なことなのだ。
尻にペニスを挿入されて、それで達してしまうことなど。

クイッと、広げられて、そこからは先ほど北条が放ったものが、トロリと溢れてきた。
「や、やめっ」
グイッ、グイッと北条は、ぬめるソコに指を押し入れては、掻き混ぜる。
「ん、あ。北条!」
「そのうちに、ちゃんと後ろだけでイかせてやれるように仕込んでやる」
「いらねえよっ」
「今はまだ、無理だろうが」
グッと、北条は、白濁した液を、両指を使って、陽の体内から引っ掻き出した。
「や、やめろっ」
シーツが、染みを作っていく。

キュンッと、陽のペニスが再び勃ちあがっていく。
北条は、それに手を伸ばし、優しく掌で包みこんだ。
「そうそう。こっちも、女の口じゃなく、俺の口でイけるようにな」
「いらん!」
「遠慮するな」
「謹んで辞退するっ」

北条はニヤリと笑っては、陽を覗きこんだ。
「おまえのそういうところが、俺にはたまらないんだ」
そう言って、北条は再び陽の膝を抱え上げる。
「変態ヤロー」
陽の言葉に、北条は眉を寄せては、ギュムッと陽の鼻を摘んだ。
「いれれっ」
「俺は、おまえが欲しいんだ」
「北条!」

グッと、北条は陽のアナルに自分のペニスを擦りつけた。
「うっ、ううっ」
ビクンッと陽は体を震わせた。
北条は、陽のアナルに、ペニスを擦りつけたまま軽く体をゆすった。
「欲しいんだろ。おまえの小さくて真っ赤なココは、パクパクしてるぜ」
「くっ〜!」
恥かしくて、死んでしまいそうな台詞に、陽は全身をカッと赤くした。
「欲しいって言えよ」
「誰が言うかっ」
「素直じゃないのは可愛くねえぞ」
「可愛くなくて、全然オッケーだね。う、あ」
人並み以上のものを持つ北条のペニスが、アナルを擦る。挿入はしないで、ただ擦るだけなのだ。

それだけで、陽の全身が火照る。
けれど、どうしても、死んだってそんなことを口にする訳にはいかなかった。
歯を食いしばって、全身を駆け巡る欲情に、陽は堪えた。

「陽」
「うるせえ。欲しいのは、おまえじゃないか。俺にツッコミたくて、ウズウズしてるくせに!
俺は絶対に欲しくなんかねえからなっ」
「・・・」
北条は、いつのまにか完全に勃起してしまっている陽のペニスを、指で弾いた。
「本当に欲しくねえか?こんなになってるのに」
「欲しく、ない!」

叫びながら、ウルッと陽の目が潤んだ。
本当は・・・。
何度か体を重ねているから、男とのセックスで得る快感を知っている。
だけれども・・・。陽は、自分を曲げることが出来なかった。

素直になれば、どんなに気持ち良くなるかわかる。
けれど、ここでそう言えば、北条がつけあがる。それがイヤだった。
「そうか。俺もまだまだ、修行が足りないってことだな」
「そうだ。俺は全然欲しくねえ」
「けど、俺は猛烈に欲しいから。まあ、今回は俺の負けということにしよう」
北条は両手で前髪を掻きあげながら、陽を覗きこんだ。
「目が潤んでいるぞ。可愛いな、おまえ」
「!」
耳元に囁かれながら、グプッと挿入された。
「ふ、ああっ」
モノスゴイ圧迫感に、陽は喉を反らして喘いだ。
北条は、チラリと陽の喉の傷に目をやっては、そこにキスをした。
「やめろ・・・」
「いやだ」
傷ついた部分を、北条は何度も舐めてはキスを繰り返す。
そのうちに、陽の中が、フルフルと震え出して、北条を締めつけた。
「く。気持ちいいぞ、陽・・・」
うっとりと北条は、陽の耳に囁いた。

結局、北条は陽の中でそれから3度達して、ようやく陽を手放したのだった。



桃色屋敷。陽はこの屋敷をそう呼ぶことに決めた。
喉が治ったと同時に、陽の生活の拠点は、北条の別宅であるとんでもなく広い屋敷移った。
その屋敷の、豪華な一室にに放り込まれたのだった。
そして、儀式とやらを拒んだせいで、昨日は初日にして散々北条に弄ばれた陽だった。

ルゼの説明によると、屋敷には北条の愛人50人が積め込まれているという。
これだけでも、唖然呆然だというのに、屋敷内で擦れ違うやつらの、まあ様々なこと。

少年・少女・成人女性・成人男性・中年女性に中年オヤジ。
改めて、北条の守備範囲の広さに驚いた・・・というより、
心底。

・・・呆れた。

顔だけは、まあ、面食いらしくやったら綺麗どころが揃ってはいたが。

「こんだけのやつら、北条相手にしてんの?」
「ええ、まあ。ですが、全てという訳ではありませんのよ。中には役目を終えて、純粋にサーシャ様のお仕事を手伝っている方もおります」
ルゼは、朝の食事を終えると、陽の様子を見に部屋へやってきた。


「けど・・・。あんな小さい子達とかもいるじゃん。あれって・・・」
「ふふ。陽さまよりは、よっぽど聞き分けがよく、サーシャ様のお相手をされてますわよ」
「ゲロゲロ」

とんでもない世界だ。っつーか、北条が、だ。
あの精力絶倫男め。信じられん!
ググッと陽は握った拳に力をこめた。

「陽様。お体は大丈夫ですか?よろしければ、お風呂いかがです?」
「風呂って・・・。ここ、大浴場だろ。る、ルゼも一緒?」
チラッと陽は、ルゼの豊満な肉体に目をやった。
「ご希望であれば」
「ご、ご希望!」
鼻息荒く陽はうなづいた。
「まあ、陽様ったら」
ルゼは、ニッコリと笑う。
だが、馬面じゃ興ざめだ。
「あ、あのさ。出来れば、ちゃんと元の姿に戻ってくれれば嬉しいな」
「陽さまの前では、顔を変えるな、とサーシャ様に厳命されてます」
「くっ」
あのヤロウ。余計な命令しやがって・・・!

「じゃ、じゃあ、いいよ。本当は体が痛くて、それどこじゃねえし」
陽は腕を擦った。手錠の跡がくっきりと残っている。
ルゼは、それに気づいて、陽の腕に包帯を巻いてくれた。
「サーシャ様は、あまりこのようなムチャなことはなさらない方なんですが、陽様には特別のようですね」
「ふんっ。俺なんか、ムチャばかりされてるよ!昔からな。ったく」
「そう怒ることではございませんわ。きっと、とても特別なんです。特別というよりは、大事に思ってるんですよ」
「大事に思ってる相手を、縛りつけてまで犯すかよ!」
「それは陽さまが聞き分けがないからです」
ビシッとルゼに言われて、陽はウッと詰まった。
「る、ルゼの国はどうだったか知らないけど・・・。
俺達の住んでいた国では、同じ男同志でセックスなんかしないんだ」
「そうなんですの?」
ルゼは、キョトンとしている。
「そうだよ。だから、俺は・・・。ルゼみたいな美人な、胸のデカイ女の子が好きなんだ・・・。そういう子とセックスするのが普通だったんだよ。だから、北条となんて・・・男となんて・・・」
「まあ。それは気の毒に。でも、ここに来た以上は、そうも言ってられないですわね。早く慣れないと」
「慣れない、慣れないって!」
「どうしてですの?サーシャ様は、主人だという点を除いても、とても魅力的な男性ですわ。背は高いし、ステキな声ですし、目はとても綺麗ですし、顔と体だって他のレコーダーの方と比べたら、ダントツに美しいと思いますけど」
「そりゃ。アイツが美形なのは認めるさ。地球でだって、モテまくっていたからな。けど、そーじゃないんだよ。アイツがどんなに綺麗でも、俺にとっては、こういうことする対象じゃないんだ」
「はあ・・・」

と、幾らルゼに熱弁をふるっても無駄だろう・・・と、陽はと溜め息をついた。
まずは北条本人を、なんとか説得しなければ。

地球がなくなった。それは、もういい。いづれ、調べるから。
とにかく、俺は生きている。
生きている時間を、北条とのセックスに費やすのは、あまりに苦痛だ。
なんとかアイツを説き伏せて、この「愛人」稼業だけは、止めさせてほしい。

あとは、かーなーりムカつくが、北条の下で仕事をしたっていい。
仕事しながら、なんとかここから脱出する道を見つければいいのだ。

とにかく。こんな生活だけは、イヤだ。
桃色屋敷で、主人の寵を競うことだけ考えている、キラキラキしたヤツらに囲まれて、暮らすのだけはッ!



「人手は足りている」
「足りてるって・・・。だったら、茶碗洗いとか便所掃除でもいいから、とにかく・・・」
北条の長い指が、陽のTシャツの上からキュッと乳首を摘んだ。
「ん、あ」
「茶碗洗い?便所掃除?」
「お、俺にはそっちのが向いている・・・。こーゆーの・・・イヤだ」
「俺は、こーゆーのが好きだ」
チュッと北条は、陽のうなじにキスをした。
ゾワワッと陽は鳥肌を立てた。

夜。
そろそろ寝ようかな〜と思って、歯を磨いていた陽だったが、そこへ仕事を終えた北条が部屋にやって来た。
「あ、おかえり」
と思わず挨拶してしまって、なんで挨拶なんかしてやる必要がある!と、一人でわたわた慌てていた陽をとっ捕まえて、北条はいきなり陽を背中から抱き締めたのだった。

「昨日も俺の部屋に来たくせにっ。49部屋も、てめえの来訪を待ちわびている部屋を持っているならば、そっちの方へ行けばいいだろっ」
「どの部屋に行くかは俺が決めることだ。うるさい」
ガバッと押し倒され、陽はペタンッとシーツに押しつけられた。
「ぎゃあ〜!て、てめえ」
北条は、有無を言わせず、陽のジーンズを取り去った。
「夜になったら、服なんぞ着ないで裸で待ってろと言ったろ」
「そんなこと言われて、本気で裸で待ってるヤツなんかいるかッ」
「一晩で部屋をかけもちする場合は、それぐらいでもかなりの時間の節約にはなるんだぞ」
「かけもちの予定があるならば、最初からそっちへ行けー」
「かけもちの予定はない。今夜もじっくりおまえだけを食べよう」
「・・・」
ゾゾゾと陽の背中に鳥肌が立つ。
「面白いな」
ツツツ・・・と北条は、陽の背中を撫でた。
「ほん、本気で、止めろよ、もう!」
「地球にいた頃。毎晩おまえを抱く夢を見ていた。夢がかなった今、1分1秒でも離れているのが惜しい」
「頭、どうかしてるぞ、おまえ」
「あばたもえくぼというか、惚れてしまっているのだから仕方ないな」
「あばたもえくぼだと?てめ、それは余計。あっ」

北条の指が、口に突っ込まれた。
「舐めろ。とにかく、俺はおまえの中に入りたい」
「・・・っ」
ガッと、陽は北条の指を噛んだ。
「うっ」
北条は、バッと陽の頭を押さえては、指を口から引き抜いた。
ポタッと、赤い血がシーツを染めた。
「・・・」
陽は、キッと北条を睨んだ。
「いい度胸だ」
フッと北条は笑った。
陽は、慌てて上半身を起こした。だが、右腕を捕まれて、ドスンッと再びシーツに押さえつけられた。
「や、やだ。やだーッ!」

北条は、シーツを引っ張り、ザッと口でシーツを裂いた。
「!」
手際よく、破いたシーツの切れ端で陽の手首を纏め、
余った布はベッドの端にくくりつけた。

うつぶせで、ベッドにくくりつけられた陽は、首を捻って北条を振り返った。
北条は、着ていた衣服を脱ぎ捨て、陽の背中に覆い被さってきた。

ベッドと陽の体の隙間に手をやり、北条は無言で乳首を摘んだ。
「いって、痛っ」
僅かに伸びた北条の爪は、容赦なく陽の乳首を引っ掻いたり、摘んだり、撫でたりしている。
Tシャツの上からのその行為で、陽の乳首は布地を押すかのように尖りきってしまった。
「う、う」
そのうちに陽の腰が、動いては浮いた。
北条は、乳首から手を離すと、今度は陽の双丘を掴んで左右に開いた。
「あっ」
生暖かいものが、陽のアナルに触れた。
「ほ、北条」
赤く熱い北条の舌が、陽のアナルの入口を舐め、そして、深く突ついてきた。

「もう・・・。止めろ・・・よッ」
北条からの、言葉が戻ってくることはなかった。

北条の舌で舐められまくった陽のアナルは、フッと綻ぶ。
生々しく赤い「穴」が、そこに見える。

「あ、あ」
膝をついて、尻を上げる形で陽はベッドに繋ぎとめられていた。
もう既に、陽のペニスは勃ちあがっていた。
北条は、ギュッとその膨れあがったペニスに指を絡め、無言のまま、扱いた。
「や、やめっ。北条、てめえ、なんとか言え。やだっつーの!」
ブンブンと首を振りながら、陽は北条を振り返った。
だが、北条は冷たい瞳のまま、陽のペニスに絡めた指を動かしている。

「あ、ダメだって。ちょ、そこ・・・」
滴り落ちるものを、まるで塗り込めるかのように北条の指は、陽のペニスを力強く握り締めては、動かしている。

ブルッと陽の腹がへこんだ。腰が更に浮いた。
「あっ、あっ」
ジュプッと、放出されたものがシーツに飛んだ。
「は、はあ、はあ」
肩を喘がせながら、陽は放出の余韻に息を荒げた。

そうこうしているうちに、北条のペニスが陽のアナルに侵入してきた。

「うあっ。あ、あ、あ」

舌で解かされた陽のアナルは、ニュプッという音を立てて、北条のペニスを、奥へ奥へと迎え入れた。
「い、や、だ。ああ、いやだ」

グンッと、陽のアナルが広がった。そこへ、北条は容赦なく、抜き差ししていく。
「う、う」

激しい動きに、そのうち、ベッドにくくられたシーツの切れ端が解けてしまった。

気づいた北条は、そのままグイッと、陽の腰を掴み、己の膝に抱え上げた。
「んんっ、あーっ」

ズンッと、深く突かれて、陽はたまらず悲鳴を上げた。
両足首を捕まれ、更に深く脚を開かされ、北条のペニスを深く含まされる。

「あ、あっ」
ひっきりなしに北条の突き上げをくらい、陽は頭が霞んでいくのを感じた。

北条は、陽の腰から手を離した。
そして、白いTシャツの上から透けて見える赤い乳首に指で触れた。
「やめっ」
乳首に触れると、陽の中が、ビクビクと更に反応した。
「ほ、北条・・・」
北条は、陽の首筋に口付けながら、ビリッとTシャツを裂いた。
「!」
首筋から顔をずらし、剥き出しになった陽の赤い乳首に、北条は唇を寄せた。
ピチャッと音を立てて、北条は陽の乳首を舐めた。
「ううっ、あ、あっ!」
感じるところを攻めたてられて、陽は射精した。
「くっ」
さっきから無言で、陽を攻めていた北条がうめいた。
射精したことで、陽は無意識に、中の北条を締めつけたのだ。

再び陽をシーツに押さえつけ、北条は腰を動かした。
角度をつけ、スピードを調整し、陽の暖かい内壁を、ひたすら突いた。

「ふ、あ、あ」

ギリリと陽はシーツを掴む手に力を込めた。

「や、だ。ああああっ!」
ジュワッと、北条の精液が、体の中に広がる感覚。
「ううっ、う・・・」
それでも、体内で圧倒的な面積を誇っていたものが引いていくのを感じて、陽はホッとしていた。
「ち、ちくしょう。好き勝手やりやがって」
体を持ち上げられて、陽は北条と正面から向かい合う。
「悔し涙か。可愛くないな」
「放っておけ」
グシッと陽はしゃくりあげた。
「お、おまえなんかに俺の気持ちがわかるか」
「おまえだって俺の気持ちなんかわかろうとはしないじゃないか。お互い様だ」
そう言って、北条は、陽の唇に己の唇を重ねた。
「ん、んんっ」
ディープなキスに陽は目を回しそうになった。
そんなことをしながら、北条は再び陽のペニスに手を伸ばした。
「朝までつきあってもらうぞ。俺の指を噛んだ罪は重い」
「じょっ、冗談じゃねえ!てめえにつきあってたら、俺のが出なくなっちまう。もう、止せっ」
「おまえが出す女なんか、ここにはいねえんだから、安心して枯れろ」
「て、てめえっ!」
「ぐたぐた言ってると、リスローに言って、おまえのココ、ちょん切ってもらうぞ。俺は、おまえの・・・」
そう言って、北条は、陽の腰から、ツツツ・・・と指を移動させ、尻の奥を撫でた。
「ここさえあれば、いいからな」
ゾッと陽は体を震わせた。


夜は始まったばかりだ。
そして、俺の愛人生活も・・・。

だが!

明日こそは、とっととこの桃色屋敷から逃げて、清掃局に行かねば。
陽は切実にそう思った。

こんな間違った性生活をしていたら・・・。

俺は、腹上死ってことも有り得る。それだけは・・・。それだけは冗談じゃない。

男の腹の上で死ぬなんて。
天国で、父ちゃんと母ちゃんに合わす顔がないっつーの。

明日こそ。明日こそ・・・!

この桃色屋敷から、とんづらしてやる〜!

おしまい

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